マットレスのへたりは直せる？原因や対処法、4つの買い替えサインを紹介

マットレスのへたりの主な原因は体圧によるものです。へたりのあるマットレスを使い続けると身体に負担がかかり、肩こりや腰痛などを引き起こして健康を害する恐れがあります。

この記事では、マットレスがへたってへこむ原因や対処法の解説、へたりに強いマットレスの紹介をしています。

「最近マットレスがへたってきたなぁ」と感じている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

マットレスのへたりは体圧が原因

マットレスのへたりは、睡眠時にかかる体圧が主な原因です。人は無意識に決まった体勢で眠るため、毎日マットレスの同じ部分に体圧がかかり、へたりが生じるのです。

マットレスは一度へたったら直すことはできないため、使用年数を確認して寿命が近いようであれば買い替えもひとつの手段です。

体圧がマットレスをへたらせる理由

マットレスはへたりがある状態でも使い続けることができますが、マットレスが本来備えている体圧分散性といった機能が損なわれている可能性が高いです。機能を損なったマットレスでの睡眠は身体に大きな負担がかかり、肩こりや腰痛、起床時のだるさなどに繋がってしまいます。

またへたったマットレスではへこんだ部分が必要以上に沈み込み、正しい寝姿勢が維持できません。不自然な寝姿勢は、睡眠の質を低下させる要因です。寝返りをしたときも、マットレスのへたりにより寝姿勢が乱れてしまうため、身体の痛みや痺れの原因に繋がります。

マットレスの寿命

マットレスにへたりを感じた場合、もしかすると寿命を迎えているのかもしれません。マットレスの種類ごとの寿命目安は以下の通りです。

もしも使用年数が上記表の年数だったり、超えていたりする場合は寿命によるへたりの可能性があります。寿命について詳しく知りたい人は、下記の記事も確認してみてください。

マットレスの寿命は何年？交換時期の目安と長持ちの秘訣を解説

マットレスの寿命は6年前後が一つの目安ですが、種類によって若干の差があります。また、同じ種類であっても使い方やお手入れ方法によって寿命には差が出るので、日々大切に使いたいところです。今回は、マットレスの寿命と交換時期の目安を種類別に紹介します。併せて、寿命のサインと少しでも長持ちさせるコツも見ていきましょう。

マットレスのへたりの対処法3つ

マットレスのへたりの対処法には「マットレスをローテーションさせる」「へたり部分にタオルを敷く」「ベッドパッド・マットレストッパーを上に敷く」の3つがあります。

以下に詳しく解説しますので、新しいマットレスに買い替えるまでの応急処置として活用してくださいね。

1.マットレスをローテーションさせる

マットレスの上下を入れ替えるようにローテーションさせると、体圧がかかる場所をずらすことができるため、へたりが気になりにくくなる場合があります。

しかしマットレスの真ん中がへたっていた場合、上下を入れ替えただけではへたりが解消できません。また複数人で使用している場合も、1人は気にならなくても他の人が気になることもあります。

そのような場合は、マットレスの裏面が使用できないか確認してみましょう。両面仕様のマットレスなら、裏返すだけでへたる前の寝心地が蘇ることもあります。

なおローテーションさせることは、へたり防止として有効な対策です。へたる前に半年に1回ほどローテーションさせると、長持ちしやすくなりますよ。

2.へたり部分にタオルを敷く

へたり部分を埋めるようにタオルを敷くと、へたりが以前よりは気になりにくくなります。しかしタオルとマットレスでは弾力性が異なります。身体にフィットせず、寝にくく感じることもあるので、長期間の使用には向いていません。

マットレスの買い替えや、一時的な改善のためのベッドパッドやマットレストッパーを購入するまでの応急処置として活用してください。

3.ベッドパッド・マットレストッパーを上に敷く

ベッドパッドとマットレストッパーは、どちらも寝心地改善に使用するアイテムです。へたったマットレスの上に敷くと身体が沈み込みにくくなるため、今すぐマットレスを買い替えられないときに有効です。

また真ん中がへたったマットレスで裏面が使えない場合も、ベッドパッドやマットレストッパーを使うことでへたりが埋まるため、一時的に気になりにくくなります。

へたったマットレスの買い替えサイン4つ

どんなに対処を尽くしても寝心地が改善しない場合、あなたのマットレスは寿命を迎えているかもしれません。買い替えのサインは次の6つです。

1. 対処法を施してもへたりが気になる
2. きしみ音がする
3. 寝るとコイルが触れた感覚がある
4. 寝心地が以前より柔らかく感じる

詳しく説明するので、当てはまるか確認してみてくださいね。

1.対処法を施してもへたりが気になる

マットレスのローテーションやタオルを敷いての応急処置、ベッドパッドやマットレストッパーを使用してもへたりが気になる場合は、買い替えのサインです。

マットレスの価格は決して安くはありませんが、早めの買い替えをおすすめします。繰り返しになりますが、へたったマットレスの使用は身体に大きな負担をかける恐れがあり、腰痛や肩こりなど身体に悪影響を及ぼす可能性があります。

マットレスで腰が痛くなる原因3つ｜すぐできる対処法と選び方

朝目が覚めたときに「腰が痛い」と感じることはありませんか？もしかするとそれはマットレスが原因なのかもしれません。 マットレスで腰が痛くなっている場合、身体に合ったマットレスに改善することで、腰痛を和らげたり身体の疲れがとれたりと、良い効果が期待できるでしょう。

2.きしみ音がする

スプリングコイルマットレスの場合、きしみ音が聞こえたら買い替えサインです。内蔵されているコイルが経年劣化により、変形や錆を引き起こしているかもしれません。

コイルの劣化は、スプリングコイルマットレスの機能の低下を意味します。機能が低下すると睡眠の質に大きな影響を与え、寝付きの悪さや身体の痛みにも繋がるため、早めに買い替えた方がよいでしょう。

3.寝るとコイルが触れた感覚がある

2と同様にスプリングコイルマットレスに限ったことですが、寝たときにコイルに触れる感覚があれば、買い替えサインです。

身体にコイルが触れる感覚がある状態で使い続けると、コイルがマットレスの表面を突き破って出てくる可能性もあり、大変危険です。早めの買い替えを検討してください。

4.寝心地が以前より柔らかく感じる

マットレスの寝心地が以前より柔らかく感じる場合は、買い替えのサインです。マットレスが弾力性を失って、へたりつつあります。

自身の身体にフィットしない柔らかすぎるマットレスは、寝姿勢の乱れを招き、身体を痛めかねません。じきに寿命を迎えて完全にへたってしまう前に、買い替えの検討をおすすめします。

エムールのへたりに強いおすすめマットレス3選

マットレスを買い替えるなら、へたりにくいマットレスを選びたいものです。一般的にはウレタン密度が30D以上だとへたりにくいと言われています。そこでエムールがおすすめする、へたりに強いマットレスを3つ紹介します。

EMOOR GRAND　ポケットコイルマットレス

＜点で支えて体圧を分散＞
ポケットコイルは一つ一つのコイルが独立しているため、身体のラインに沿って圧力を分散。
また、当商品は、たっぷりのコイルを贅沢に使用しています。
負荷がかかりやすい腰部分にも同様に太い線形のコイルを配置することで、身体の沈み込みを防いで、弾力のある寝心地を実現しました。
反発力・強度・耐久性いずれにも優れたコイルは第三者検査機関での耐久性試験を80,000回クリアしています。

GRAND MATTRESS(グランドマットレス)

＜部位に合わせた沈み込み＞
マットレスの3つ折り部ごとに硬さやカッティングが違うことも大きな特徴です。頭部や足がくる部分は軽い感触に。肩甲骨やふくらはぎがくる部分は沈み込みやすいためやや硬め。腰元がくる中央部は、一番体重がかかるため、正しい寝姿勢に出来るよう、最も固めに仕上げています。
部位に合った硬さにすることで、正しい寝姿勢の実現が可能となり、寝具による体の不調も防ぎやすくなります。

＜マットレスの形状を健全に保つ＞
マットレス下層部はコシのある高支持性でできており、形状を健全に保ちます。
すぐにへたってしまう心配も和らぎます。

ウルトラウォッシュマットレス　厚み8㎝タイプ

＜高弾性と適度な体圧分散＞
中材には3Dファイバーという極細の立体網上構造をした素材を使用。さらにこちらの商品は日本製の良質なものを使用しています。
3Dファイバーは非常に高い反発力があり、理想的な寝姿勢をとるように身体をしっかり支えてくれます。

＜保てる清潔さ＞
中材は洗えないものが多い中、こちらはご自宅のシャワーで丸洗いOK。
通気性が良く、また保温性にも優れているため、夏だけではなく冬も快適に使えるオールシーズン対応マットレスです。

マットレスのへたりは買い替えのサイン！見逃さないようにしよう

マットレスにベッドパッドやマットレストッパー、タオルを敷くなどあらゆる対象法を試しても寝心地が改善しない場合、早めの買い替えを検討しましょう。

へたったマットレスを使用することは肩こりや腰痛、起床時の身体のだるさなどを引き起こす要因です。マットレスの買い替えのサインを見逃さず、健康的で快適な睡眠を手に入れましょう。