バスタオル枕は危険?適切な活用方法と作り方を解説

バスタオル枕は危険?適切な活用方法と作り方を解説

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バスタオル枕とは、バスタオルで作った枕を言います。高さ・硬さが合わなくなった枕の代わりにしたり、枕の高さ調整に使ったりするのに便利です。しかしバスタオル枕を常時使用するのは、身体に負担をかける恐れがあるのためおすすめしません。 本記事では、バスタオル枕の危険性について解説します。

バスタオル枕とは?

バスタオル枕とは、バスタオルを折りたたんだり丸めたりして作る簡易枕のことです。家にある枕が身体に合わないときの代用品、今ある枕の高さ調整などに用いられます。 しかしバスタオル枕は万能ではなく、場合によっては負担がかかることもあるため使用時には注意が必要です。

バスタオル枕は「危険」?メリット・デメリット

バスタオル枕にはメリットもあれば、首や肩などに負担をかける可能性があるなど危険な一面もあります。ここでは危険と言われる理由、バスタオル枕の具体的なメリット・デメリットを紹介します。

危険と言われる理由

バスタオルは枕として用いることを想定して作られていないため、寝心地を保証するものではありません。枕として販売されている商品と比べると、必ずしも安全とは言えないのです。 しかし、新しい枕を購入するまでの一時利用としては有効な場合もあります。バスタオル枕を試したい人は、以下でメリット・デメリットを確認し、今の自分に必要かどうかを見極めてみてください。

バスタオル枕のメリット

まずはバスタオル枕のメリットから紹介します。

1. 高さを調整しやすい

低い枕が合う人にとっては、低めに調整しやすいバスタオル枕が便利です。今使っている枕だと高くて頭痛がする、首や肩がこりやすくなる、ストレートネックが気になるといった場合、新しいものを買うまでの間はバスタオル枕を作って使用するのも良いでしょう。 今使っている枕にバスタオルを巻いて、高さを調整するのも手です。

2. バスタオルの巻き方で硬さも調整できる

やわらかめが好きなら緩く巻き、硬めが良いなら隙間なく巻くなどの微調整ができるのもメリットです。

3. 旅先でも持ち運びやすい

ホテルの枕が高すぎて苦手な場合や、キャンプなどで枕を持参しなくてはならないときなどでも活躍します。バスタオルはコンパクトに折りたためるので、従来のボリュームがある枕よりも持ち運びが楽です。

4. 洗濯しやすい

枕だと本体の洗濯が難しいものの、バスタオル枕なら丸洗いで隅々まで清潔にできます。清潔な睡眠環境を作りやすいのは嬉しいポイントです。

バスタオル枕のデメリット

続いてバスタオル枕が危険とされるデメリットについて解説します。

1. 形が崩れやすい

バスタオルを畳んだり巻いたりしているだけの枕は形状を固定するのが難しく、寝ている間に崩れてしまう可能性があります。巻き方によっては、寝ている間や使用しているうちに高さ・やわらかさが変化してしまうかもしれません。 快適な寝心地をキープするには、やはり従来の枕の中で自分に合ったものを探すことをおすすめします。

2. 調整できる高さ・硬さに限界がある

バスタオル枕は低めに調整できるものの、高めに調整するのは難しいのが特徴です。何枚も重ねるといった手段はありますが、そうすると形がさらに崩れやすくなる危険も。 また硬さの調整にも限度があり、自分に合った状態を作れない可能性も考えられます。

3. 毎日ベストな状態にするのが手間

一晩寝ただけでも形が崩れることがあるバスタオル枕は、毎晩のように自分にとってベストな状態に畳んだり巻いたりする必要があります。ほんの少しの手間ではありますが、早く寝入りたいときには煩わしいかもしれません。

4. 枕としての機能が乏しく、身体に負担がかかる可能性も

前述した通り、バスタオルは枕としての機能が備わっていないため、身体に負担をかける可能性があります。 睡眠中に形が崩れて高さや硬さが変われば、首や肩にどのように影響するかわかりません。また、横向きでフィットする形にするのは難しいため、寝返りの際に余計な負担を与えることもあります。 枕なしで寝るよりかは首や肩を痛めませんが、バスタオル枕を常日ごろ使用するのはおすすめできません。

バスタオル枕の作り方

バスタオル枕の作り方は非常に簡単です。必要になった際は、以下の手順で作ってみてください。 <用意するもの>
  • バスタオル 3〜4枚ほど ※タオルの厚み、自分の好みに合わせて調節
  • フェイスタオル1枚
<手順>
  1. 1枚のバスタオルを四つ折りにする(長い辺を半分に折り、さらに長い辺を半分に折る)
  2. 短くなっている辺を10cm前後折り、首を置く場所を作る
  3. 長くなった辺を半分に折り、高さがある部分を首に当てるようにして寝てみる。呼吸がしづらいようであれば、バスタオルを追加するなどして高さを調整する
  4. 固定するようにフェイスタオルを巻く
上記の折り方で高さが合わない場合は三つ折りにしてみたり、横向きになったときに低いと感じるときは丸めたバスタオルを左右に置いたりなど、自分の寝姿勢に合わせて工夫してみてください。 枕の理想的な高さについては以下の記事で紹介しています。

バスタオル枕を卒業!自分に合う枕の選び方

日常使いしている枕が合わない場合は、バスタオル枕で代用し続けるのではなく、早急に新しい枕を探しに行くことをおすすめします。従来の枕を選ぶときのポイントについて見ていきましょう。

背中が自然なカーブを描ける高さを選ぶ

まっすぐ立っているときのように、背筋が自然なカーブを描ける高さが条件です。 枕が高すぎると首や肩のこりが酷くなったり、頸椎(けいつい)が圧迫されて頭痛を引き起こしたりします。低すぎても頸椎に負担がかかるので、それも避けなくてはいけません。 以下の点に注意して高さを選びましょう。
  • アゴが反っていない
  • 息苦しくない
  • 首や肩、背中などに違和感がない
  • 楽な姿勢である
仰向けの状態が多いか、横向きの状態が多いかでも適切な高さが異なります。

自分が快適に思う素材を選ぶ

素材によって機能性や触感が異なるので、まずは自分が快適に眠れるものを探してみましょう。 モッチリとしたフィット感が好みならウレタン、湿気がこもるのをしっかりと防ぎたいなら高反発ファイバーやマルコビーンズなどのように、自分が優先したい要素を中心に選ぶのがコツです。

寝姿勢が安定する硬さを選ぶ

硬さを選ぶ基準は、自分の寝姿勢が安定するかどうかです。 やわらかすぎると頭が沈み込んで寝返りが打ちづらくなりますが、硬すぎると頭がずり落ちるといった問題が発生します。 とはいえ適度な硬さは人それぞれなので、ぜひ実際に試しながら確かめてみてください。

余裕で寝返りを打てるサイズを選ぶ

小さすぎる枕だと寝返りを打ったときに落ちてしまう可能性があります。自然に寝返りを打った後、頭が落ちることのなさそうなサイズを選びましょう。 詳しい選び方については以下の記事で紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

エムールおすすめ!高さが調節できる枕

ここで、エムールからおすすめの高さが調節できる枕を紹介します。 これまでバスタオルで高さを調節していた方も、枕そのものの高さ調節が可能なら品質も安心です。 高さや寝心地に悩んでいる方は是非参考にしてくださいね。

こだわり重ね枕


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<自由自在な使い方> 2つの触感の枕が繋がった特殊な形状をしているこちらの枕。 ソフトパイプ部分を丸めて首との隙間を埋めたり、重ねて感触を変えてみたりと使用法は自由自在です。 バスタオルを重ねて高さ調節をするように、手軽に高さ調節ができます。 <丸洗い可能で清潔に> 汗や汚れが気になった際には洗うこともできます。 こちらもバスタオル枕と近しいポイントです。 別売りのカバーもご用意しているため、選択の際も変わらぬ寝心地で安心。
サイズ 重ねて使用する時:約幅63×奥行43×高さ18.5cm 広げて使用する時:約幅63×奥行87×高さ15cm
高さ 重ねて使用する時:約高さ18.5cm 広げて使用する時:約×高さ15cm ※中材がパイプ・わた製品の為、表記サイズと多少の差異が 生じる場合があります。
組成 側生地 綿100%(200本ブロード生地)
パイプ面 ポリエチレンソフトパイプ 約350g
わた面 ポリエステル100%(TEIJINフワリーヌ®) 約800g
機能 好みや寝姿勢に合わせてスタイルチェンジ可能
お手入れ方法 丸ごと手洗い可能 ※洗濯ネット使用推奨 ※パイプの中の水分をしっかり乾かしてからご使用ください。
価格 ¥7,700(税込)

サポートピロー


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<カンタン高さ調節> 真ん中と両脇にある専用ポケットから中材の量を調節することで高さ調節が可能です。 微調整が効くためお好みの高さに調節できます。 <シンプルに寝心地良く> 枕に本当に必要な3つのポイントをおさえて、多くの人の体のラインに合うよう設計しました。 仰向けにも横向き寝にも適したシンプルに寝心地が良い高機能枕です。
サイズ 約幅55×奥行30-35cm
高さ 約高さ10-13cm
組成 表地 ポリエステル85%、ポリウレタン15%
裏地 ポリエステル100%
中材(中心部) ソフトパイプ 0.35kg
中材(サイド部分) 超細繊維 0.8kg
機能 高さ調節ポケット付き
価格 ¥5,500(税込)

ウルトラウォッシュピロー


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<シートで手軽に高さカスタム> 高さを調節できるシートが2枚入っているので、お好みに合わせてシートを出し入れすれば簡単に高さを変えられます。 また、枕の上下を変えることでも高さ調節ができるため、気分や寝姿勢によっても手軽に高さのカスタマイズが可能です。 <清潔を保てる> カバーはもちろん、中材もシャワーで丸洗いOK! 中材はホコリもでないので、カビやダニの発生も抑えられて衛生的です。 カバーには、抗ウイルス加工を施した生地を採用。 毎日清潔に保ってくれるので、お手入れの手間も減らせます。
サイズ 約幅62×奥行43cm
高さ 最大高さ約12cm
組成 アウターカバー 表面・側面:virase®(ポリエステル100% 膨れニット生地) 底面:ポリエステル100%(メッシュ生地)
インナーカバー ポリエステル100%(ニット生地)
中材 ポリエチレン
機能 高さ調節シート付き
お手入れ方法 カバー:洗濯機洗い可能(洗濯ネットをご使用ください) 中材:丸洗い可能(洗濯機不可) ※アウターカバー・インナーカバーはファスナー開閉式。 ※中材は水気を切って風通しの良い場所で陰干ししてください。
価格 ¥10,000(税込)

気になる方は下記ボタンから他の枕もチェックしてみてくださいね。
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バスタオル枕は一時利用に!常時使用する枕は良質なものを

バスタオル枕は、今使用している枕の高さが合わないときの補助や、新しいものを購入するまでの代用品として有効です。旅先に枕が欲しいときにも役立ちます。 しかし、バスタオル枕は快適な寝心地を保証できるものではありません。常時使用するのは、枕として販売されている良質なものにしましょう。