三重県生涯スポーツ協会が幼児・児童の睡眠時間などを調査

2023年3月13日

エムール睡眠・生活研究所

睡眠時間が10時間未満の幼児の割合などが明らかに

特定非営利活動法人三重県生涯スポーツ協会(以下、三重県生涯スポーツ協会)が、2月28日に三重県鳥羽市の中村欣一郎市長を表敬訪問し、2022年7月に実施した「鳥羽市の幼児・児童の生活習慣調査」の結果報告を行った。

同調査によれば、21時30分以降に就寝する幼児は、男児が52.4%、女児が47.1%。睡眠時間が10時間未満の幼児は、男児が60.5%、女児が57.6%となっていることが分かった。

児童においては、1年生・2年生男児の12.5%、3年生・4年生男児の50.0%、5年生・6年生男児の54.6%、5年生・6年生女児の35.2%が、22時以降に就寝。8時間未満の睡眠時間だったのは、1年生・2年生男児で4.0%、3年生・4年生男児で5.0%、5年生・6年生男児で4.8%、女児で11.1%となった。

運動などで疲れを誘発、就寝時刻を早める改善策を提案

同調査により、幼児・児童の生活習慣とその生活リズムの乱れが確認されたため、三重県生涯スポーツ協会は運動などで疲れを誘発し、就寝時刻を早めるなどの改善策を三重県に対して提案した。

幼児は21時までに就寝し、7時までに起床し、睡眠時間を10時間以上確保。児童は、21時30分までに就寝し、6時30分までに起床することで、9時間以上の睡眠時間を確保するといった具体的な指標が示されている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

特定非営利活動法人三重県生涯スポーツ協会 お知らせ
https://lifelong-sport.jp/

特定非営利活動法人三重県生涯スポーツ協会のプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000113789.html

執筆者/監修
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エムール睡眠・生活研究所

  • 【所長・主席研究員】神川 康子 富山大学 名誉教授 博士(学術)一般社団法人日本睡眠改善協議会理事。日本眠育協議会理事。富山県公安委員会委員。富山県社会福祉協議会理事。
  • 【所属有資格者】 日本睡眠改善協議会認定 上級睡眠改善インストラクター 1名/睡眠改善インストラクター 6名 日本睡眠教育機構認定 睡眠健康指導士上級 2名/睡眠健康指導士 11名
  • 【活動内容】 「続けられる具体的な睡眠改善」をテーマに、専門的な見地からのデータ収集と分析及びソリューション開発を目的として設立。 寝具や寝室環境に関する調査研究や睡眠教育など広く社会に役立つ研究開発と知識啓発を行っている。 詳細はこちら https://nemuri-kurashi.jp/activities/