一人暮らし向けベッド7選|選び方やおすすめの種類を紹介

2023年4月24日

エムール睡眠・生活研究所

一人暮らし用のベッドは、部屋の広さ自分の体格機能性の3つを考慮した上で選ぶのがポイントです。

この記事では一人暮らし用のベッドの選び方や、おすすめのベッドの種類について解説しています。あなたの部屋に合った、お気に入りのベッドを選ぶ参考にしてみてくださいね。

一人暮らし用のベッドを選ぶ3つのポイント

一人暮らし用のベッドを選ぶポイントは大きく分けて「部屋の広さ」「体格」「機能性」の3つがあります。

3つのうちどれかが1つでも欠けてしまうと、部屋に圧迫感が出たり睡眠の質の低下に繋がったりする可能性もあるので、どれも大切な要素です。

1.部屋の広さで選ぶ

一人暮らしの人に選ばれることが多いワンルームや1Kの部屋には、セミシングルやシングルといった、省スペースなサイズのベッドが向いています。

4.5畳の部屋ならセミシングル、6畳の部屋ならシングルがおすすめです。ただし、セミシングルは横幅がおよそ80cmと狭く、男性だと窮屈に感じる可能性があります。

また6畳以上の部屋でスペースに余裕があるのなら、セミダブルもおすすめです。セミダブルのベッドならば、大柄な人や寝返りの多い人でもゆったりと眠ることができます。

部屋の広さに対するベッドサイズの対応表は以下の通りです。

サイズ名 横幅 縦幅 向いている人 適した部屋の広さ
セミシングル(SS) 75~90cm 195cm 女性や子どもなどの
小柄な人
4.5畳
シングル(S) 97cm 195cm 中肉中背の人 6畳
セミダブル(SD) 120cm 195cm 大柄の人
寝返りが多い人
6畳以上

2.体格で選ぶ

ベッドサイズを選ぶときは、肩幅に対して横幅が「肩幅+40cm以上」あれば、スムーズな寝返りができる十分なサイズだと言われています。

肩幅のサイズは身長の22〜23%と考えられていますので、170cmの男性なら約40cm、158cmの女性なら約35cmです。

(例)170cmの男性
肩幅:170cm×0.23=39.1
必要な横幅:39.1+40cm=79.1

(例)158cmの女性
肩幅:158cm×0.22=34.8
必要な横幅:34.8+40cm=74.8

しかし全ての人にこの計算式が当てはまるわけではないので、おおよその目安として考えるようにしましょう。

3.機能性で選ぶ

ベッドのタイプによってさまざまな機能性があります。機能性と特徴、向いている人は以下の通りです。

例えば少しでも部屋を広く使うことを重視する場合、収納機能や折りたたみ機能を持ったベッドが向いています。

機能性 ベッドタイプ 特徴 向いている人
収納 収納付きベッド
ロフトベッド
システムベッド
ベッドの下や中に
収納スペースがある
収納が少ない人
荷物が多い人
折りたたみ 折りたたみベッド ベッド自体を折りたたんで
小さくできる
日中の生活スペースを
広くしたい人
省スペース 脚付きマットレス ベッドフレームやヘッドボードが
付いていないためコンパクト
日中の生活スペースを
広くしたい人
部屋を広く
見せる
ステージタイプベッド
ローベッド
ベッドの高さが低く
部屋が広く見える
部屋を開放的な
印象にしたい人

 

何を重視しているかで選ぶ機能は異なります。あなたに合うベッドを選んでくださいね。


一人暮らしにおすすめのベッド・マットレス8種類

一人暮らしにおすすめのベッド・マットレスは8種類あります。ベッド以外にもマットレスだけで暮らす選択肢もあるので、自分に合うかどうか確認してみてくださいね。

1.折りたたみマットレス

部屋を広く使いたい場合、折りたたみマットレスがおすすめです。折りたたみマットレスは軽量で一人でも簡単にたたんでコンパクトにできます。

またマットレスが自立するため、お手入れも簡単です。例えばカビやダニ対策で湿気を取りたい場合も、マットレスを立てるだけで乾燥させられます。

コンパクトに収納したい人お手入れをこまめにしたい人に向いています。

2.折りたたみベッド

折りたたみベッドは不要な日中は折りたたんで収納できるため、ワンルームや1Kなどの限られたスペースでも広く使えます。

手軽に使用したい人は、マットレスを別に用意する必要のない、マットレス一体型の折りたたみベッドが向いています。

一方で部屋の広さは確保したいけど寝心地も捨てられないといった人は、マットレスとベッドフレームが分離している折りたたみベッドが向いています。

3.ステージタイプベッド

ステージタイプベッドとは、ベッドフレームがマットレスのサイズより10〜15cm前後大きいベッドのことを指します。

マットレス周りの余裕はステージと呼ばれ、素材の風合いが部屋のアクセントになることから、おしゃれなベッドとして人気です。

またステージベッドには30cm以下の低いタイプが多く、天井を高く見せるため、部屋に開放感を与えます。一人暮らしの部屋の空間をおしゃれで広く見せたい人におすすめです。

4.収納付きベッド

収納付きベッドとは、その名の通りベッドの下や内部に収納スペースがあるベッドのことです。ワンルームや1Kなどの限られたスペースでも、収納場所を確保できます。

ベッドの下に引き出しが付いているタイプは、季節外れで使わない衣服や小物などの収納に向いています。

一方で季節家電やスーツケースなど、置き場に困る大型のものを収納したい場合は、跳ね上げ式などの大容量の収納スペースを持つベッドがおすすめです。

5.ローベッド

高さが30cm以下のベッドをローベッドと呼びます。狭く感じてしまいがちのワンルームや1Kでも、高さのないローベッドなら天井を高く感じさせ、部屋自体が広く見えるようになります。また空間が広がるため、開放感も感じられるでしょう。

さらに家具もローベッドに合わせて低いものを選べば、より部屋が広く見えます。一人暮らしの部屋を圧迫感なく開放的な空間にしたい人におすすめです。

6.脚付きマットレス

脚付きマットレスとは、マットレスに脚が付いたベッドのことです。ヘッドフレームやヘッドボードがないすっきりとした見た目をしているため、圧迫感がなく部屋が広く見えるようになります。

ただしマットレスが決まっているため、好みの寝心地を選べません。寝心地にこだわりたい人は、自分に合ったマットレスが選べる、ベッドとマットレスが分離したタイプのものがおすすめです。


7.システムベッド

システムベッドとは、ロフトベッドのように下に広いスペースがあり、デスクや収納棚といった家具を配置・収納できることが特徴のベッドです。商品によってはもともと家具が付属していることから、家具を購入する費用を抑えられる場合があります。

またベッドが高い位置にあることで、その下のスペースを家具の配置や収納スペースとして使えるため、空間を有効に使うことができます。

部屋の広さやレイアウトによってはベッドの高さによる圧迫感がある場合もあります。またサイズが大きいため一定のスペースが必要です。検討する際には、設置場所を確保できるか事前に確認しておきましょう。

8.ソファベッド

ソファベッドは1台でソファとベッドの機能を併せ持ちます。ソファとベッド、両方を置きたいけどスペースがないという人に好まれるベッドタイプです。

省スペースなベッドですが、ソファとして使いたいときに寝具を片付ける手間がかかる上、寝具の収納スペースも確保しておく必要があります。

限られたスペースで生活している一人暮らしの人には、あまりおすすめできません。

エムールのおすすめ商品紹介

一人暮らしの方でも、ベッドの好みは様々ですよね。
ここで、エムールが一人暮らしの方におすすめのベッドを3点紹介します。
ベッド自体がコンパクトになるものから、そのまま床に敷いても大丈夫なマットレスまで多数ご用意しています。
お気に入りの寝具を見つけて素敵な生活をお過ごしくださいね。

折りたたみベッド MEHOL(メホール)


詳細はこちら



<抜群の機能性>
高反発ウレタンとチップウレタンの2層構造で床付きしにくく、しっかりとした寝心地を実現。折りたたみも簡単で、床面をゆっくり持ち上げるだけで、力がない人でも簡単に折りたためます。
背中のあたりもリクライニングが効き、箱から出せばすぐにご使用いただけるため、お年寄りの方にもおすすめです。

<多様なサイズ展開>
エムールの看板商品でもあるこちらの折りたたみベッドは、サイズ展開も豊富になっています。
コンパクトなサイズを選んでお部屋を広く使っても良いですし、大きめのサイズのものを選んでゆったり寝るのもおすすめです。
使用しないときはもちろん折りたためるため、お好みのものや生活様式に合ったものをお選びください。

サイズ セミシングル ノーマルタイプ:約幅75奥行190×高さ28cm
ハイタイプ:約幅75×奥行190×高さ40cm
マットレス:約8㎝
シングル ノーマルタイプ:約幅90奥行190×高さ28cm
ハイタイプ:約幅90×奥行190×高さ40cm
マットレス:約8㎝
セミダブル ノーマルタイプ:約幅115奥行190×高さ28cm
ハイタイプ:約幅115×奥行190×高さ40cm
マットレス:約8㎝
コンパクト 約幅65×奥行185×高さ24cm
マットレス:約4㎝
3WAYソファベッド ベッド時:約幅90×奥行202×高さ38cm
ソファ時:約幅202×奥行90×高さ38cm
折りたたみ時:約幅90×奥行34.5×高さ112.5cm
マットレス:約8㎝
ポケットコイルマットレス シングルサイズ:約幅90奥行190×高さ44cm
マットレス:約10㎝
耐荷重 約500㎏(3WAYソファベッドのみ約100㎏)
素材 フレーム:スチール(粉体塗装)
側地:ポリエステル100%(ジャガード生地)
中材:高反発ウレタンフォーム(25D)、チップウレタンフォーム
組立 不要
マットレス 不要(上に敷くことも可能です)
価格 ¥17,989~¥35,000(税込)

KAN TATAMI BED


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<1つの空間を、多目的に>
部屋のスペースを圧迫するベッド。小上がり的空間を作り出せるこちらのベッドは、もはや「寝る」だけのスペースに留まりません。
読書をしたり、お茶を楽しんだり。静かで豊かな時間が流れる場所を手に入れましょう。

<安心の使用感>
耐荷重は約200kgと大人複数人でもくつろぐことができます。
また、調湿効果の高い畳の下は「すのこ」形状に。カビや臭い、ダニの原因となる湿気を逃がすW構造です。
い草畳はパネルになっていますので、簡単に取り外しができます。

サイズ ベッドフレーム シングルサイズ:約幅116×奥行216×高さ28cm
い草畳(4枚) 約幅94.5×奥行47.2×厚さ1.3cm
商品重量 ベッドフレーム 約27㎏
い草畳(4枚) 約4㎏
耐荷重 約200㎏
素材 ベッドフレーム パイン天然木・合板・無塗装
い草畳(4枚) 素材(表):天然い草木
素材(芯材):不織布
素材(裏):不織布滑り止めシート
組立
所要時間:約45~60分
価格 ¥49,000(税込)

START MATTRESS(スタートマットレス)


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<良いものを、リーズナブルに>
まだ高機能マットレスを使ったことがない方にも快眠の気持ちよさを知っていただきたいという開発者の熱意により、お手頃価格の高機能マットレスをご用意。
折りたたみマットレスを手にしたことが無い人も、手が出しやすい価格帯です。

約8cmもの厚みにより、ベッドフレームでも床に直接敷いても使うことができる万能さ。
立てかけて干すこともできるため、お手入れも簡単です。
限られたスペースを快適に使いたい、清潔に使いたいというニーズにもしっかりお応えします。

サイズ シングル 約幅97×奥行198×厚さ8cm
重さ 約4.8㎏
素材 側生地(表面・側面) ポリエステル100% ニット生地
側生地(底面) ポリエステル100% ダブルラッセルメッシュ
中材 高反発ウレタン
お手入れ方法 カバー:洗濯機洗い可能
※洗濯ネットをご使用ください。
※ウレタンフォームは洗えません。
価格 ¥8,990(税込)

自分に合うベッドを選んで快適な一人暮らしライフを送ろう

一人暮らし用のベッドは、部屋の広さや自分の体格、機能性の3つを考慮した上で選ぶようにしましょう。

特に一人暮らしの人は、ワンルームや1Kの限られたスペースにベッドを配置することになります。部屋を圧迫しないサイズでありながらも、体格に合ったベッドを選ばなければなりません。

また機能面でも、省スペース性やデザイン性など何を重視するかで選ぶベッドは変わってきます。自分のライフスタイルにあったベッドを選ぶようにしてくださいね。

執筆者/監修
Author

エムール睡眠・生活研究所

  • 【所長・主席研究員】神川 康子 富山大学 名誉教授 博士(学術)一般社団法人日本睡眠改善協議会理事。日本眠育協議会理事。富山県公安委員会委員。富山県社会福祉協議会理事。
  • 【所属有資格者】 日本睡眠改善協議会認定 上級睡眠改善インストラクター 1名/睡眠改善インストラクター 6名 日本睡眠教育機構認定 睡眠健康指導士上級 2名/睡眠健康指導士 11名
  • 【活動内容】 「続けられる具体的な睡眠改善」をテーマに、専門的な見地からのデータ収集と分析及びソリューション開発を目的として設立。 寝具や寝室環境に関する調査研究や睡眠教育など広く社会に役立つ研究開発と知識啓発を行っている。 詳細はこちら https://nemuri-kurashi.jp/activities/