マットレスの連結とは?上手に繋いで隙間を防ぐ方法4つ

2023年7月13日

エムール睡眠・生活研究所

マットレスの連結とは、2台のマットレスを並べて1台のマットレスとして使うことです。広々と眠れるのはもちろん、2人で寝ても互いの寝返りなどが気にならないといったメリットがあります。しかし、隙間・ズレが生じやすいといった点には注意が必要です。

本記事では、連結したマットレスのメリット・デメリット、隙間を防ぐ方法などを解説します。

マットレスの連結とは?

マットレスの連結とは、2台のマットレスを並べて使うことです。形状はさまざまで、マットレスだけが分割されているか、ベッドフレームから分かれているパターンが考えられます。

連結したマットレスのメリット

連結マットレスは、2台つなげて広々と寝られたり、別々にして使ったりできるのが魅力です。まずは連結したマットレスのメリットから見ていきましょう。

複数人数で一緒に眠れる

従来のマットレスの中では幅200cmのワイドキングが最大サイズですが、マットレスを連結すれば200cm以上の幅を確保できます。パートナーとだけでなく、子どもも一緒に川の字になって寝ることが可能です。

状況に合わせ、離して使える

連結したマットレスは離して使っても問題ありません

誰かが感染系の病気にかかった場合など、一時的に離れて眠る必要があるときも対応しやすいのが魅力です。また子どもが小さい間は連結したマットレスの上で一緒に寝て、子どもが自立し始めたらマットレスを離し、それぞれを別の部屋で使うということもできます。

引っ越し時の搬入が楽

マットレスを分けて運び出せるため、引っ越しの際に「サイズが大きすぎて扉・エレベーターを通れない」といった問題が発生しづらいのも特徴です。

例えばダブルのマットレスを運ぶ際は、幅140cmが通り抜けられる通路を確保しなければなりません。しかしセミシングルのマットレスを2台使っているのであれば、1つあたりの幅は100cmなので搬入のハードルが低くなります。

また折りたたみマットレスなら、さらにコンパクトな状態で持ち運べるので便利です。

互いの動きが気になりづらい

連結していても、互いが別のマットレスで寝ているのと同じ状態のため、互いの寝返りや起きたときの動作が相手に伝わることがほとんどありません。他人の動きに敏感な人でも、大切な家族や恋人と一緒に安心して眠れます。

それぞれが好みの寝心地のマットレスを使える

2台のマットレスを連結して使えば、それぞれが好きな寝心地を確保できます。「自分は硬めが好みだが、一緒に眠りたい相手の好みはやわらかめ」というときでも、どちらか一方が妥協する必要がありません。

連結したマットレスのデメリット

マットレスを連結した場合、従来のマットレスにはないデメリットが発生します。特に課題となっているのが、以下の3点です。

隙間が寝心地に影響する

2つのマットレスの間に生じた隙間の上で眠ると、寝心地が悪いと感じる可能性があります。しっかりと対策をしていなければ、隙間・ズレが生じるのはなかなか避けられません。後に解説する「上手く連結させる方法」を参考に対策してみてください。

隙間にゴミが溜まりやすい

隙間ができることのデメリットとして、ゴミが溜まりやすくなることも挙げられます。ズレを定期的に直したり、定期的に掃除機をかけたりといった工夫が必要です。

敷き物の設置が手間

連結マットレスにプロテクターや敷きパッドなどの敷き物を設置する場合、2台分用意しなければなりません。シーツのみであれば大した手間ではありませんが、敷き物の種類が増えると設置が若干面倒になります。従来のマットレスに比べて、手入れ時の着脱に手間がかかるのもデメリットです。

ベッドフレームが2台必要になる可能性が高い

従来のマットレスよりも幅が広いが故に、対応しているベッドフレームは多くありません。1つのベッドフレームに2台のマットレスを置くのは難しく、ほとんどの場合はベッドフレームごと連結させることになります。

マットレス・ベッドフレームともに2台用意するので、それなりにコストもかかると考えておきましょう。

ただし折りたたみマットレスを連結させる場合は、このデメリットから解放されます。

連結したマットレスのパターン・サイズ目安表

マットレスの連結パターンによってサイズが変わります。

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連結パターン サイズ目安(幅)
セミシングル×セミシングル 160cm(80×80cm)
セミシングル×シングル 177cm(80×97cm)
シングル×シングル 194cm(97×97cm)
セミシングル×セミダブル 200cm(80×120cm)
>シングル×セミダブル 217cm(97×120cm)
セミダブル×セミダブル 240cm(120×120cm)

2人で使うなら、セミシングル2台のパターンでも十分なサイズ感です。小さな子どもと3人で眠るなら、セミダブル2台の組み合わせをおすすめします。

上手くマットレスを連結させる方法4つ

連結マットレスで快適な寝心地を確保するには、隙間やズレを軽減させるのがポイントです。マットレスを上手く連結させる方法を4つ紹介します。

1. フラットでサイドフレームのないベッドフレームを使う

ベッドフレームは落とし込みタイプではなく、フラットタイプを選びましょう。落とし込みタイプは隙間が埋まりにくいため、連結するのには向いていません。サイドフレームがあるものも同様、隙間を広げてしまう原因になるので避けます。

2. 固定させるアイテムを使う

マットレスの隙間・ズレは、専用の固定バンドで軽減できます。ビニールひもで代用したり、面ファスナーを付けたりするのも手です。面ファスナーは100円均一ショップなどの安価なもので問題ありません。

もとからマットレスに面ファスナーが縫い付けられている商品もあるので、そちらを検討してみるのも良いでしょう。

3. 隙間を埋めるアイテムを使う

T字型になっている隙間パッドは、マットレス同士の隙間を埋めながら、寝心地にもほとんど違和感を与えません。小さな子どもを真ん中で眠らせても、隙間にはまってしまう心配がなくなるので安心です。

隙間パッドを使う場合は、2台のマットレスをまとめて覆えるシーツを用意することも忘れずに。

4. 滑り止めをマットレスの下に敷く

ノンスリップマットをマットレス下に敷くのも効果的です。滑り止めテープをマットレス裏の四隅に貼って固定するという方法もあります。

これらを専用バンドなどと併用すると、隙間・ズレ防止を強化できます。

マットレスを連結して快適に使うには隙間・ズレ対策を

マットレスを連結させられるようにしておけば、並べて広々と寝られるだけではなく、離して別々のマットレスとして使うことも可能です。

しかし隙間やズレを放置しておくと、寝心地の悪さや手入れ時の手間につながります。2台のマットレスを連結したいなら、固定アイテムや隙間パッドなどを用いて快適に使えるようにするのがおすすめです。

執筆者/監修
Author

エムール睡眠・生活研究所

  • 【所長・主席研究員】神川 康子 富山大学 名誉教授 博士(学術)一般社団法人日本睡眠改善協議会理事。日本眠育協議会理事。富山県公安委員会委員。富山県社会福祉協議会理事。
  • 【所属有資格者】 日本睡眠改善協議会認定 上級睡眠改善インストラクター 1名/睡眠改善インストラクター 6名 日本睡眠教育機構認定 睡眠健康指導士上級 2名/睡眠健康指導士 11名
  • 【活動内容】 「続けられる具体的な睡眠改善」をテーマに、専門的な見地からのデータ収集と分析及びソリューション開発を目的として設立。 寝具や寝室環境に関する調査研究や睡眠教育など広く社会に役立つ研究開発と知識啓発を行っている。 詳細はこちら https://nemuri-kurashi.jp/activities/