小林製薬株式会社が「睡眠に関する調査」を実施

2023年10月31日

エムール睡眠・生活研究所

睡眠に対する不満や対策などが明らかに

小林製薬株式会社(本社:大阪市 社長:小林 章浩)は、睡眠に悩みのある働く女性を対象に「睡眠に関する調査」を実施した。

本調査では、平日と休日の平均睡眠時間、リモート勤務時間中の居眠り経験率、睡眠に対する不満や対策などが明らかになった。

ビジネスパーソンの約70%が「眠れない・寝付きが悪いと感じることがある」と回答

平日における睡眠時間を質問したところ、平均は「6時間7分」という結果に。
20代では「6時間13分」、50代においては「5時間58分」と、年代が上がるにつれて睡眠時間は短くなる傾向があることがわかった。

また、休日の睡眠時間に関する質問では、平均「7時間9分」と、平日と比べると1時間以上の差があった。
さらに、20代においては平均「7時間47分」と、休日と平日で睡眠時間の差が1時間半以上もあるという結果になった。

睡眠に対する不満ランキング 1位「眠りが浅い」2位「夜中に目が覚めてしまう」

睡眠に関してどのような不満があるかという質問で、半数以上が回答したのは「眠りが浅い(51.8%)」、続いて多かったのは「夜中に目が覚めてしまう(45.2%)」だった。

「寝ても疲れが取れない(43.8%)」、「寝つきが悪い(42.0%)」についても、4割以上が回答。睡眠の質が関係する質問に回答が集まった。

約4人に1人は日中「毎日」眠気を感じている

比較的眠気を感じていない人は全体の1割程度で、「日中に眠気を感じることはない(6.4%)」と「月に1日以下の頻度(5.4%)」と回答した。

約4人に1人は「毎日(24.2%)」日中に眠気を感じており、さらに多くの人が週に何回か眠気を感じてしまっていることが明らかになった。

約6割がリモート勤務中に昼寝・居眠りを経験

休憩時間を除いて、リモート勤務時間中に昼寝・居眠りをしたことがあるか質問したところ、4人に1人以上は「何度もある(26.4%)」と回答し、「ある(31.1%)」と回答した人と合わせると6割近くの人が、勤務時間中に昼寝・居眠りを経験していることが明らかになった。

睡眠不足による不調ランキング 1位「身体のだるさ」2位「眠気が取れない」3位「集中力の低下」

睡眠不足によって引き起こされる不調に関する質問では、「身体のだるさ(62.4%)」という回答が最も多く、「眠気が取れない(38.2%)」「集中力の低下(36.8%)」「目の疲れ・痛み(33.4%)」は3割以上が回答。

不調対策は「薬・サプリメント・栄養ドリンク」「不調・ストレス解消のための趣味」「サウナ・温泉」の順

睡眠不足による不調対策を質問したところ、「何もしていない(48.4%)」と回答したのは全体の約半数。

対策をしている人では、「薬・サプリメント・栄養ドリンク(18.4%)」が最も多く、続いて、ショッピングや旅行、推し活などの「不調・ストレス解消を目的とした趣味(13.2%)」、「サウナ・温泉(12.4%)」だった。

眠れない時の暇つぶしランキング 1位「動画サイト」2位「ネットサーフィン」3位「読書」


眠れない時の暇つぶしとして何をしているのかをランキング化したところ、1位は「動画サイト視聴(29.8%)」2位は「ネットサーフィン(26.2%)」3位は「読書(18.2%)」であった。

(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク

全薬工業株式会社
https://www.kobayashi.co.jp/

小林製薬株式会社のプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000130752.html

執筆者/監修
Author

エムール睡眠・生活研究所

  • 【所長・主席研究員】神川 康子 富山大学 名誉教授 博士(学術)一般社団法人日本睡眠改善協議会理事。日本眠育協議会理事。富山県公安委員会委員。富山県社会福祉協議会理事。
  • 【所属有資格者】 日本睡眠改善協議会認定 上級睡眠改善インストラクター 1名/睡眠改善インストラクター 6名 日本睡眠教育機構認定 睡眠健康指導士上級 2名/睡眠健康指導士 11名
  • 【活動内容】 「続けられる具体的な睡眠改善」をテーマに、専門的な見地からのデータ収集と分析及びソリューション開発を目的として設立。 寝具や寝室環境に関する調査研究や睡眠教育など広く社会に役立つ研究開発と知識啓発を行っている。 詳細はこちら https://nemuri-kurashi.jp/activities/