株式会社クロス・マーケティングが「睡眠に関する調査(2024年)」を実施

2024年4月30日

エムール睡眠・生活研究所

株式会社クロス・マーケティングが全国47都道府県に居住する20~69歳の男女2,500人を対象に「睡眠に関する調査(2024年)」を実施した。

現在と理想の睡眠時間

平日と休日を合わせた現在の睡眠時間は、「6時間くらい」がボリュームゾーンで平均は6.4時間。一方、理想の睡眠時間は「7時間くらい」「8時間くらい」がボリュームゾーンで平均は7.4時間。現在と理想のギャップは1時間であり、昨年と大きな変化はみられなかった。

睡眠の状態や悩み

睡眠状態の詳細は、「寝るタイミングは規則的」61%、「寝つきがよい」58%と良好な人もいるものの、「日中眠くなる」63%、「疲れがとれない」60%、「眠りが浅い」59%と良好ではない人がやや上回る。

年代による悩みの傾向

年代別には、「日中眠くなる」が20代と50代、「疲れがとれない」「眠りが浅い」は40~50代で多い。「日中眠くなる」「疲れがとれない」「眠りが浅い」の割合は、いずれの年代も過去3年間で最も高い数値であった。

睡眠時の悩みと眠りを妨げる悩みごと

睡眠時の悩みごとは、「いびき」「手足・身体の冷え/手足のしびれ」「歯ぎしり」がTOP3。男性40~60代は「いびき」、女性40~60代は「手足・身体の冷え/手足のしびれ」 、女性20~40代は「歯ぎしり」 をあげる人が多い。睡眠時の悩みは、時系列で横ばいまたは低下傾向がみられた。

眠りを妨げる悩みごと

悩みごとが原因で眠れない人の割合は68%と昨年よりやや低下。眠りを妨げる悩みごとは、「お金・収入・貯金」「学校や仕事」「人間関係」が多く、「お金・収入・貯金」を理由にあげた人は昨年よりやや増加した。

▼外部リンク

株式会社クロス・マーケティング
https://www.cross-m.co.jp/

株式会社クロス・マーケティングのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000501.000004729.html

執筆者/監修
Author

エムール睡眠・生活研究所

  • 【所長・主席研究員】神川 康子 富山大学 名誉教授 博士(学術)一般社団法人日本睡眠改善協議会理事。日本眠育協議会理事。富山県公安委員会委員。富山県社会福祉協議会理事。
  • 【所属有資格者】 日本睡眠改善協議会認定 上級睡眠改善インストラクター 1名/睡眠改善インストラクター 6名 日本睡眠教育機構認定 睡眠健康指導士上級 2名/睡眠健康指導士 11名
  • 【活動内容】 「続けられる具体的な睡眠改善」をテーマに、専門的な見地からのデータ収集と分析及びソリューション開発を目的として設立。 寝具や寝室環境に関する調査研究や睡眠教育など広く社会に役立つ研究開発と知識啓発を行っている。 詳細はこちら https://nemuri-kurashi.jp/activities/